パートナー企業インタビュー
株式会社エムテック
織田澤 広也 様代表取締役
思い切ったことを始めたことに驚きましたが
とことん良いものを追求できる形が生まれました
建設業者が不動産屋を始めるなんて
私達は建設コンサルタントとして宅地開発や道路の位置指定申請業務と、それに関連して農地転用の業務をしています。土地の開発事業者から設計を依頼され、その施工を秋山工務店さんにしてもらったことがきっかけでお付き合いが始まりました。
その秋山工務店さんが、不動産業として株式会社AKIYAMAを始めると聞いたときは驚きました。土地を仕入れても売れなければ大きな損害になります。売れる要素のある土地なのか、造成で気を付けることは何か、秋山工務店さんにはそのノウハウがあるからできることだと思いました。一番初めに買った土地を分譲地開発する設計を私達が担当したのですが、「良い土地を見つけたな。ここなら売れるな」と感じました。
公共事業が減り、建設業の会社は自分達で仕事を生むことが非常に大事になってくるので、そういう多様な形の1つとして始まったことが本当にすごいと思います。
三位一体で、密に連絡を取り合う
土地を買った人、設計者、施工者が連絡をスムーズに取り合うことで、良いものを作ることができるんです。この連絡がバラバラで混乱している現場はよくあるのですが、それでは良い商品が生まれません。色々な開発事業者さんとのお付き合いがありますが、AKIYAMAさんと開発事業をするときが一番密に話せていて、大きなミスを未然に防げています。
良いものを作りたいという信念が一致しているので、他の現場でもお互い連絡を取り合って相談をしたり、プライベートで飲みに行ったりしています。こういう関係が築けていると、責任を押し付け合いません。もし何かあったときに私なら図面を素早く訂正して現場に渡す等、各自得意なところを最大限に発揮してフォローし合うので、工期を遅らせない迅速な対応ができています。
本当に良いものを作っていける
行政等との話し合いをスムーズにしてくれることもありがたいです。私達設計者は行政から様々な許可を得る業務をするのですが、AKIYAMAさんは不動産業でありながら建設業のプロでもあるので、工事の必要性・不必要性をわかりやすく伝えてくれて許可を得ることができるんです。「こういう施工方法もある」という提案もありがたいです。
開発事業では「お金をかけないように早く」と求められるケースが多いなか、AKIYAMAさんはかけるべき金額や時間を知っています。設計を十分に確認する時間が取れるので、本当に良いものづくりを一緒にしていけると感じています。
AKIYAMAとのこれから
目に見えてかっこいい建築に比べて、私達建設業が全力を投じるのは地面なので地味です。ですが本当に面白い仕事なので、若い人にもっとそれをわかってもらいたいと思うんです。
そういう意味でAKIYAMAさんの仕事はこれから入って来る若い人達にも魅力があるのではないでしょうか。自分達で仕事を生んでいくので「安く早く」ではなく本当に良いものづくりができ、思い切ったことをやっていけます。建設業の仕事は安定しているし独立もしやすいので、興味を持ってもらえたらと思います。
開発の仕事は地図にずっと残る仕事なので、一生懸命作ってできあがるととても嬉しいんですよ。